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夢の中の・・・Ⅳ ~彼女~

Posted by ゆあん on 07.2016 夢の中の・・・ 4 comments 0 trackback

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「彼女の夢を見たから会いに来た」

とか、本当に言えない
白い目で見られるのがわかっているから。

しばらく振りに見る仲間達は変わらずそこにいて
声をかけると、驚いた顔をして駆け寄ってきた
中には涙目で話しかける奴までいた

俺は、連絡を絶ったこと
ここにずっと来なかったことを謝り
そして酒を呑みながら長い間語り合っていた。
彼女の話や
俺が消えた日からのこと
そして仲間達の近況
一晩じゃ語りつくせないほどに

あれから時間はずいぶんと進んでいたようだった。


久しぶりに仲間達に会い
話に花が咲きすぎたせいか、この日ははやくも撃沈

そして、俺はまた


夢を見たんだ。




そこは








彼女が眠る墓だった。






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しばらく佇んでいると




いつものように彼女がやってくる。







『どうだった?
みんな元気にしてた?』



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俺は背を向けたまま

「懐かしかった。 みんな昔と変わらないくらい元気だったよ。」




『そっか・・・私も思い出に変わっていくんだね。』



少し寂しげに呟いた。



「俺は忘れない。今でも愛しているのはただ一人だけだ

今は後悔ばかりしてる

なんであの時一緒に居なかったのか
〈忙しい〉を言い訳にして、君を待たせてばかりだった。

忙しい時期を乗り越えたら
君と海へ行こうと思ってた
花火大会も、たくさんの約束も・・・

あの朝、ちょっとした喧嘩で
俺が出て行った後も、夜帰宅するころには
元通り喧嘩していたことなど忘れていると思ってた

だから、そんなに気にしなかった。

それなのに・・・」


『喧嘩したまんま、戦争なんかに送り出せなかったよ

行ってらっしゃいも言えなかった
頑張って!も言えなかった

だから・・・追いかけてっちゃった



結果・・・これね』


一本に縛った髪をくるくると指に巻きつけ

彼女は寂しげに笑う。



彼女は、俺を追いかけて

ただ一人で戦地に向かい


そのまま、俺の前から消えてしまったんだ。



栗色の髪の毛とそれを束ねていたリボンを残して。




『でも!元気出してっ
私はいつでもここにいるから!』


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と、墓の後ろで身を縮める彼女


『髪だけしか入ってないけどね』



そして、彼女は立ち上がり

俺の前に戻ってきて

急に頭を下げた。


『あなたが沈んだままだと、私も悲しいよ。

今まで愛してくれてありがとう

そんなにまで後悔させてしまってごめんなさい。

でもずっと想っていて欲しかった
愛されていたかった

あなたが前を向いて、立ち直ってくれるまで

私が傍にいてあげたかった。』




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夢でもいい、彼女に会いたい


彼女をなくしたときに、俺はそう思っていたのかもしれない。

「思い出なんかに出来るわけないじゃないか・・・」


『あなたは、一人じゃない

これから先まだ生きていかなくちゃならないんだよ

仲間達も待ってる。

そして、これからあなたの隣を歩く人が現われたりするかもしれない

その人を、そして仲間達を大事にしてあげて』



彼女はそう言って微笑むと





『じゃあね』



と手を振った


そして、ゆっくりと


降り注ぐ雪に溶け込むようにに消えて行った。










俺は、また一人になった。



静まり返ったこの場所に、しんしんと雪が降る。



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彼女の眠る墓




この場所から離れられない自分がいた。



彼女は、もう居ない

もう会えない


このまま夢が終われば


彼女は思い出に変わってしまうのだろうか



「思い出になんかできない・・・」










俺は今 この場所で



しんしんと降り続く雪の中


夢の終わりを


ただひとり待っている。













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夢の中の・・・Ⅲ~ まどろみ ~

Posted by ゆあん on 23.2016 夢の中の・・・ 0 comments 0 trackback


『おーいっ!

こんなとこで寝てたら、風邪引くよぉ~!』




夢の中で俺は寝ていて

そして、夢の中で起こされる・・・



そんな不思議な感覚を何度か味わったことがある。




彼女に起こされ

夢の中で、俺は目をあける。


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ここは・・・

彼女としばらく一緒に過ごした部屋だった。

「あれ・・・寝ちゃってた?」

あたりを見回しながら、そう言うと


なんだか懐かしい気持ちでいっぱいになっていく


『この時、いつも忙しそうだったよね・・・』



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隣に座った彼女は

懐かしそうに、そう言った。



そうだ、あの頃・・・

今は縁遠くなってしまった彼女と共通の仲間達と

戦闘にイベントにと走り回り

戦闘に疲れた彼女が、生産職についてからも

そんな彼女を家に残したまま、俺は仲間を優先してしまっていた。



彼女とは、帰れば会えるから

彼女とはいつも一緒だから


彼女はいつも許してくれたから


『今日はあなたが獲って来た鹿肉でソーセージ作ったよ!』


無邪気に笑う彼女を見て

愛おしく想うと同時に、胸がすごく苦しくなった。



『みんな元気かなぁ・・・』

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ポツリと言った彼女の言葉に


「会いたいの?」




『ふふっ、会いたいのは・・・』

言葉の続きが、雑音で消された感じで

聞き取れなかった。


そして



寂しげに、微笑んで



彼女はまた言った。



『またね・・・』


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夢から覚めると

そこは、今暮らしている部屋だった。


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かき消された言葉が

何故か頭から離れず


俺が彼女に会いたいのか

彼女が俺に会いたいのか


自分の気持ちもわからないでいた。


それでも

音信不通になっていた、彼女をよく知っている仲間達に会い

そして、俺は彼女に会いに行こうと決心した。


夢の意味は、きっと彼女に会ってみればわかるんだと


そう思った。



夢の中の・・・Ⅱ~ 花火 ~

Posted by ゆあん on 12.2016 夢の中の・・・ 2 comments 0 trackback

いつも夢から覚めると

彼女を探してしまう・・・



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そして

もっと伝えたい言葉がたくさんあったのにって

後悔するんだ。


俺は何故今になって

こんなにも彼女の夢を見るのかわからないでいた。

彼女が何か求めているのか

俺が彼女に会いたいという想いがあるのか



ただ



夜になり、眠りにつくと

彼女にまた会えるんじゃないかと

楽しみになっている自分がいた。





~ 花火 ~



暗闇にぽつりと一人佇んでいる


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水の音がさらさらと聞こえてきて

心地よく思えた。


俺は、やっぱり待ってるんだ・・・彼女を。






『ごめーん!待ったぁ?』


背後からいつもの彼女が駆けて来る



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彼女は笑って

『着慣れない物はダメね!歩きにくいったらありゃしないっ』

と、少しふくれて『どぉ?』とでも言いたげに俺を見つめる


「馬子にも衣装ってやつ?」


目線を逸らし呟く俺に、彼女は


『はいはい、言うと思ってましたぁー』

と、舌を出す

そして


『花火しよ!』


笑顔でそう言った。





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『わぁ!綺麗っ!花火が水面に映って綺麗さ倍増だね!』

はしゃぐ彼女


気の利いた言葉でも言えばいいのに

やっぱり夢の中の俺はただ無口で

闇を照らす花火と

傍にいるケタケタ笑う幸せそうな彼女を


見ていることしかできないでいた。



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『もう、夏も終わるね』


「あぁ・・・」


『花火大会、行きたかったね。』


「あぁ・・・来年だね」


『いつも、そうなんだ。私はいつも後回し・・・』



手持ちの花火が眩しく輝き

そして儚く散っていった。




気づいたら

傍にいた彼女の姿は


対岸にあり




そして


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『またね』


と、手を振る。


俺はただ立ちすくみ

消え行く彼女を見送ることしかできないでいた。






シツコクマダ続ク

夢の中の・・・ Ⅰ ~ 海 ~

Posted by ゆあん on 08.2016 夢の中の・・・ 6 comments 0 trackback

彼女の夢ばかり見るんだ。

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最近、夢によく彼女が出てくる。

その時は、彼女をとても近くに感じ

あたたかいものに包まれる



でも、目覚めると


すごく悲しくなるんだ。


いつも見るその夢は、過去に彼女と一緒に行ったことのある場所ばかり

そして俺は

いつも彼女に優しくしてあげられずにいて

そんな俺に、彼女はいつも笑顔で『またね』って手を振るんだ・・・




~ 海 ~

気が付くと、海だった。

二人が出会って、初めて一緒に行ったユグの海岸


砂浜に一人

朝日を眺めてる場面から始まった。



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明るくて眩しくて、目を細めながら

陽の光のあたたかさを全身に感じていた。


すると、背後から




『なに黄昏ちゃってるの?』


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クスクスっと笑いながら、彼女が現れるんだ


しばらく二人、昇っていく朝日を眺めていると

彼女がニコっと笑って

『今日は日が落ちるまで一緒にいられるよね!』

その笑顔に見惚れながらも、ぶっきらぼうに

「おう・・・」

としか返事ができないでいた。


『せっかく海に来たんだから、遊ぼう!水着に着替えてくるねっ』


と、走り出し

彼女は消えていった。


取り残された俺は、またひとり海を見つめてた









気づいたら、また背後でクスクスと彼女の笑う声が聞こえてきた。


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『もう、やだぁ』


水着をつけて現われた彼女は


俺を見つけると


『ちょっと、なにそれ!?』


驚きと笑いの混ざった変な顔になり

俺を見てケタケタと笑うんだ。


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そう、彼女はよく笑ってたな・・・

なんて、少し思って


そして、なんで笑ってるのかもわからずにいる俺に近寄って



『それ・・・






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かなり本気入ってない?』



突っ込まれて、初めて自分の姿に気づいた俺は


「泳ぐんだろ?」

と、普通に返事をしていた。




ここで一瞬暗闇になり



夢の中で目をあけると


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無邪気にはしゃぐ彼女と俺の姿があった。



『楽しいね、時間が止まってしまえばいいのに』


時々彼女は、そう言って

少し寂しげな表情を浮かべる




陽が沈みかけたころ

ふたり、砂浜を歩いてた。


俺はマイペースでどんどん歩いていき

彼女はそんな俺を、早足で追いかける



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いつも、そんな感じだったな・・・


『もっとここに居たいな。』


彼女がぽつりと呟いた。


「また来ればいいさ」



『もう・・・来れないんだよ。』


足音が止まる


振り向くと、少し遠くで悲しげな表情をした彼女が居た。



『もう、来れないの』



「なんで決め付ける?来たかったらまた来ればいいじゃないか
俺が連れてきてやるよ」


『無理だよ・・・』


彼女は、悲しい目をしてニコっと笑った。



そして



『もう行くね。』


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笑顔で手を振る彼女


でもその目は悲しいままだ



そして



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『またね』




と言って、消えていくんだ・・・。




俺はまた一人



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今度は昇ってくる月をみている。



続ク・・・不定期ニ



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